CLOSE

導入医院インタビュー

  1. HOME
  2. 導入医院インタビュー
  3. いなだ歯科クリニック

患者さんは、自分の状態を知ることで行動してくれます

いなだ歯科クリニック 歯科衛生士/真壁さやさん

  1. 兵庫県
  2. いなだ歯科クリニック

    歯科衛生士/真壁 さやさん

「一生涯自分の歯で過ごしてもらう」を診療理念とする、いなだ歯科クリニック。
患者さんが自分でプラークコントロールできるように、セルフケアの強化を大切にしています。

患者さんが自分の状態を理解してくれる

歯周病は患者さんが気づきにくいし、楽観的に考えている人が圧倒的に多いので、なかなか取り組んでもらえません。

そこで、カウンセリングでは『OHIS』のレポートをお見せしています。ほとんどの患者さんが驚いて、“知らないうちにこんなに進んでいたんだ……”“どうすれば下げられるの?”といった反応を見せてくれます。

説明するときは、「将来の歯周病のリスク」の数字や「今どこのレベルなのか」などポイントを絞って伝えています。すると患者さんが自分の状態を理解して納得してくれるので、セルフケアの提案に入りやすくなるんですよ。

よくなっているのがわかるから頑張れる

以前、「歯磨きをすると血が出るんです」と40代の女性が来院しました。OHISの結果を見ると、「うわぁー」という反応が。中等度の歯周病だとわかって、「だから血が出るんですね」と状況とつながったようです。

そこから3~4回にわたって歯肉縁下の細菌を除去する練習をしました。すると少しずつできるようになり、ある日「歯ぐきから血が出なくなりました!」と嬉しそうに来られたんです。

この方は、自分で歯肉の状態がどんどんよくなっているのがわかり、“頑張ってこれを続けよう”と思って実行してくれたんですね。PCRも20%以下になって、今は定期メインテナンスに。経過も安定していますよ。

予防の大切さを知って健康になってほしい

歯科衛生士が関わる歯周病予防は、全身の健康にもつながります。ですから、患者さんには歯周病についてもっと危機感を持っていただきたいですね。そういう意味でも、患者さんにリスクを伝えて自分の状態に気がついてもらうことは抜群の効果があると思っています。