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導入医院インタビュー

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一般論ではなく、「あなたの話」。
だから患者さんの行動が変わります!

神奈川県 おかざき歯科クリニック 歯科衛生士/岡崎 美保さん(右)・松原 千種さん(左)

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    歯科衛生士/岡崎 美保さん(右)・松原 千種ちぐさ(左)

おかざき歯科クリニックが『OHIS』を使った歯周病リスク評価を始めたのは、5年前。
それまで通っていた方はもちろん、新規で来院するすべての患者さんに実施するなど、
医院のシステムとしてしっかり定着させています。
OHISを活用するメリットはどんな点にあるのか、歯科衛生士のお二人にお聞きしました。

新人歯科衛生士でも、自信を持って結果を伝えられる!

岡崎さん
口腔内の症状が重度であれ軽度であれ、患者さんが当院にいらっしゃった日が予防のスタート。私たちはそこから全力で、今ある歯を守っていくお手伝いをしていきたいと考えています。初めて来院された方には必ずそのコンセプトを伝えて「10年、20年、その先もずっと長いお付き合いをしていきたいと思っています」とお話するんです。開業して14年経ちますが、ずっとメインテナンスに通ってくださっている患者さんも多いですよ。
5年前、OHISを導入したのも、患者さんの未来をよりしっかりと見据えて予防していくためです。
松原さん
実は当時、私はこの医院に来てまだ半年だったんですよ。だからすべてが初めてでドキドキでした。でも実際にやってみると、デンタルをきちんと撮影し、プロービングなどの検査が適切にできていれば、OHIS自体は難しくない。結果が説明しやすい状態で出てくるので、自信を持って患者さんに伝えられます。そういう意味でも、新人だったあの頃はかなり助かりましたね。
岡崎さん
臨床歴が違えば経験も技術もレベルが違って当然ですが、「あの人のときはこういう結果だったけど、この人のときはこうだった」というのは医療としてあってはいけないことですよね。OHISの場合は誰がやっても正確にデータが出ますから、クオリティを一定に保てる。医院の信頼につながっていると思います。

OHISの視覚情報は、患者さんへのインパクトが大!

岡崎さん
そして、それ以上にOHISが有効だなと感じるのは、“患者さんが歯周病をしっかりと自覚できる”という点です!
OHISを導入する前も、ポケットやBOPの数値など、歯周病の現状についてお伝えしてはいたんです。パソコンのモニターを使って「歯周病っていうのはこのままいくとこうなる病気ですよ」と話したり。でもそれは「歯周病とは」という一般論。今思えば患者さんの反応は薄く、サラッと流されていた気がします。
松原さん
OHISは患者さんの名前が入った状態で、現在の病状と将来のリスク両方がイラストつきでパッと出る。あれは視覚的にもインパクトが大きいですね。自覚症状がない人も「私ってここまで悪かったの?」とびっくり。そして次に出てくる言葉はたいてい「もっと早く知りたかった!」です。
岡崎さん
私の担当患者さんにも、将来のリスクが高くても結果は変えられると知って前向きになる方は多いです。「じゃあ、どうしたらいい?」と。そこからセルフケアを前より頑張るようになったり、アポをキャンセルせずきちんと通ってくださったり。すると当然、腫脹や発赤が減ってBOPも下がってきます。口腔内は目に見えて改善しますね。
松原さん
自分から「歯みがきしても血が出なくなった!」と報告してくれる方や、持ち帰ったレポートを後日お持ちになり、「ここって……」と改めて質問してくれる方もいらっしゃいます。口腔内への関心やモチベーションが高まっているのがわかって、すごくうれしいですね!

“予防のために通う”という考え方を、地域の人にもっと知ってほしい

岡崎さん
もちろん、患者さんによっては結果に傷ついてしまったり、不安感だけを抱いてしまうこともあります。最初の問診で性格や環境をしっかりと把握し、結果を伝えるときには一人ひとりに合わせたコミュニケーションをするのが大切ですね。そこさえしっかりおさえておけば、個人のデータが客観的な数値として出るというのはやはり大きいもの。日々そう実感しています。
松原さん
私は新人時代からこの医院なので、予防の考えも歯周病リスク診断を行なうシステムも、自分の中にスッと入ってきました。考えを変えたのではなく、新しく学んだというか。今OHISがなかったとしたら、患者さんをどう導いたらいいかちょっとわからないですね。それくらい、予防をやっていくうえで当たり前で、必要なツールだと思います。
岡崎さん
これまで地域密着型の医院づくりをやってきて、多くの方に歯周病リスク評価を行なうことができました。そして、定期的に通っていただけるようにもなりました。ただ、初期の歯周病なら改善できるということも、予防メインテナンスのために通うという考え方も、まだ十分地域の人に知られていないと感じます。これからも当院のやっていることを積極的に外に発信して、出会いを増やしていきたいなと思っています。