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導入医院インタビュー

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『OHIS』は、もう1つの自分の目!

埼玉県 ホワイト歯科 院長/遠藤 純聡先生(中央) 歯科衛生士/君嶋 優美さん(左)・大沼 舞さん(右)

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    院長/遠藤 純聡先生(中央) 
    歯科衛生士/君嶋 優美さん(左)・大沼 舞さん(右)

「OHISは、歯周病のリスクを診るのを補ってくれる大事なツールです。
これがないと、歯科医師に必要な絶対的な視点が1つ奪われてしまうことになる。
当然、患者さんの口腔の健康を守っていくのは難しくなります」
こう語るのはホワイト歯科の院長、遠藤純聡先生です。
見えないリスクを診るための“もう1つの自分の目”、それがOHISだと言い切ります。
活用することで、何が可能になるのか。どんな変化が起こるのか。
歯科衛生士の君嶋さんと大沼さんも交えてお聞きしました。

自分の予想がズレていることに気づかせてくれる

遠藤先生
歯周病の隠れたリスクを持っている人を、早めに見つけてくれるのが『OHIS』。まさに、見えないものを見えるようにできる“もう1つの自分の目”ですね。初診の検査をしてデンタルを見て、経験的に「リスク3※くらいかな」と思った人が、OHISをしたら4や5だったってことは結構あります。逆に高いと思った方が低かったことも……。「やっぱりリスク3でいいんだな」とか「えっ、5なの!? でも、7番の遠心の骨が下がっているから確かにな」とか。自分の主観的な予想とOHISの客観的な結果にズレが生じたときには、どこに原因があるのか、なぜ違ったのかを歯科衛生士と話し合って追求しています。
君嶋さん
もちろんOHISを導入する前も、ポケットが深いとか出血しているとか骨が下がっているとか見える部分は伝えていました。ただ、それだとやっぱり現状に対するその場しのぎのアドバイスになってしまうんです。
大沼さん
当然ですが、患者さんには歯周病の話をしても、なかなか響きませんでした。“うんうん”とうなづいてはくれても、そこでストップ。その先の行動にはつながらなくって。でも、今は違います。OHISを通じて目で見てリスクがわかると、患者さんが自分から「どうしたらいいの!?」ってなってくれるんです。

※OHISは将来のリスクが1〜5の数字で表示されます。

「私ってそんなにやばいの!?」わかりにくい歯周病が自分事に

遠藤先生
カリエスと違って、歯周病はかなり進行しないと自覚症状が出ません。まさか自分がなっているとは思っていない人が多いのでしょうね。
君嶋さん
それだけに、歯周病のリスクや病状が数値化されて出てくると、すごくわかりやすいのだと思います。最近もリスク5の患者さんが男女2人いて、レポートを見せる前に「ご自分のリスクは1~5のどこだと思いますか?」と質問してみたんですね。そうしたら、どちらも「3くらいかな」って。痛みなど自覚症状が出ていなかったので、自分ではわからなかったのでしょう。結果を知ってすぐ、「私ってそんなにやばいの!? 何をすればいい?」と聞いてきてくれました。パネルを使って“15年後に何本の歯を喪失するか”を伝えると、「このままじゃ自分も歯を失ってしまう」とドキッとしたみたいです。
大沼さん
逆に、実際のリスクは低いものの、ご自分ではハイリスクだと思っている方もいます。「2でした」とお伝えすると、ホッとした表情を見せてくれました。しかも、そこで満足してしまうわけではなく、「この先もずっと健康でいるためにもっとがんばろう」と患者さんのモチベーションが上がったのはうれしかったですね。
遠藤先生
リスクが高い人にも低い人にも気づきを与えることができる。OHISは私たちの目でもあるわけですが、患者さんにとっても違う角度からご自身を判断する目になるのだと思います。

今を改善したからといって、将来が健康とは限らない

遠藤先生
変化としてはっきり感じるのは、私を含めてスタッフたちの“未来を見る”という視点が以前より明確になっていること。だからこそ、患者さんも“将来の自分”に目を向けてくれるんじゃないかな。
君嶋さん
振り返ってみると、今までは「現状を説明する」というスタンスだったのでしょうね。それがOHISのおかげで、「未来を見せて気づいてもらう」というところに力点を置いたコミュニケーションが取れるようになりました。そこが患者さんの反応が大きく変わった理由だと思います。
大沼さん
たしかに以前の私は、喫煙者だとわかっても「よくないですよ」みたいな感じでサラッと伝えて終わりでした。でも、OHISを使うと喫煙が必ず関与してきます。先日も23歳でリスク4の方がいて、けっこうなヘビースモーカーだったんですね。病状は17でしたが、喫煙、歯周病、全身疾患の関わりを話しつつ、このままだといずれ歯を失う可能性が高いことを知ってもらいました。そうしたら、「知らなかった。がんばって禁煙してみるよ」と前向きな言葉を口にしてくれて。うれしかったですね。次回、少しでも良い方向に変わってくれていることを楽しみにしています。
遠藤先生
今を改善したからといって、その人の将来が健康とは限りません。だからこそ、リスクを視野に入れた診断を可能にしてくれるOHISが絶対に必要なんです。1年とか2年先ではなく、30年くらい先まで見て話す。未来をイメージできたときにはじめて、患者さんは気づき、理解し、行動を起こすことができます。歯周病から患者さんを守れるのも、健康な状態を維持するために通えるのも、歯科医院だけです。その役割をしっかり果たしていきたいと思います。