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導入医院インタビュー

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『OHIS』の客観的データは、
患者さんも歯科衛生士も“安心”させてくれます!

埼玉県 本川越歯科 インプラント・矯正センター 歯科衛生士/寺田 梢さん・岸本 晃奈さん

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    歯科衛生士/寺田 梢さん・岸本 晃奈さん

本川越歯科 インプラント・矯正センターでは、以前からサリバテストには力を入れていました。
ただ、何かが足りない。患者さんの来院頻度や継続率を上げるために、
ほかにもできることがあるはず。
そう考えたときに、歯周病のリスクをしっかり見ることができる『OHIS』が
必要不可欠だと思ったそうです。
OHISを導入したことで何が変わったのか。それによってどんなことが起きているのか。
歯科衛生士の寺田さんと岸本さんにお聞きしました。

カスタマイズ感が違うから、患者さんが自分事にしやすい

寺田さん
実際、OHISを導入して大正解でした。「歯の表面だけを掃除しても、歯周病の根本的な治療にはなりません。検査をしてきちんとデータを取らせていただけますか」と提案すると、多くの患者さんは受け入れてくれます。誰だって知りたいんですよね、自分の口の中がどうなっているのかを!
岸本さん
それまで歯周病に関しては、ポケットを調べてスケーリングして……と本当に型にはまった内容でした。もちろん当時も、その人に合わせて説明は変えていたつもりです。デンタルIQは一人ひとり違いますから。でも、OHISを取り入れてからはカスタマイズ感が全然違う!
寺田さん
前は言葉頼りのところがありましたが、レポート用紙を見せるだけでパッとリスクがわかるから、余計なことを言わなくても患者さんが自分で自分の状況を感じ取ってくれます。そして、「このままじゃいけない」と気づいてくれるんです。
岸本さん
ポケットはそんなに深くない。SRPをやろうかどうしようか迷いそうな人であっても、「将来的なリスクを考えて今のうちに」と予防の必要性を伝えやすくなりました。

主観ではなく、客観的なデータとして伝えられる

寺田さん
予防メインテナンスがいかに大事か。OHISはそのことに患者さんが気づくきっかけを作り出してくれます。数値化されることで自分の状況がわかりやすい。グラフ化されることで変化も実感できる。しかも、それらの結果は私個人の見解ではなく、膨大なエビデンスから算出された客観的なものなわけです。患者さんは当然、安心ですよね。
岸本さん
以前勤めていた医院ではOHISがなかったので、歯周病検査の結果は自分の予測で話していました。それだけに、私自身にとっても「大勢のデータに裏づけられた結果です」と言えるのが心強いです。安心して、自信を持って提案できます。
寺田さん
要は、患者さんのことも歯科衛生士のことも安心させてくれる。それがOHISなんです。結果を説明するときには、リスクや病状のスコアから先にお伝えします。今の状況を自分事にしてほしいからです。レポートの“15年後に何本抜ける”というのを見て、不安に思う患者さんもいます。でも、それも大切なポイントです。脅すようで申し訳ない気持ちもあるけれど、歯周病の治療って本人の自覚がないと絶対に成功しませんからね。
岸本さん
ただ、その後に必ず「これはあくまでも現在の状態です。メインテナンスを続けて腫れや出血を抑えていけば、数値も変わってきます。現状でこれだから、頑張れば喪失歯0本にすることだって十分可能ですよ」などとフォローします。そうお伝えすると、「確かに」って意識も行動も前向きに変わるんです。実際にそういう患者さんを何人も見てきました。
寺田さん
歯周病って治療の回数がかかるし、再発もするものじゃないですか。OHISがあることで、リスクが高いからこういうことが起こりやすいとか、なんで回数をかけてやるのかということを患者さんに伝えやすいです。どんな処置をしていくのかもきちんと書かれているので、説明が本当にラクだなって思います。
岸本さん
口頭だけの説明だと、患者さんは「で?」みたいな感じになります。ましてや知らない言葉を使ったりすると、「しーん」って……。それが、OHISを使うことで心の中に「!」がついて入ってきやすくなるんです。

患者さんのスイッチが切り替わる瞬間が、はっきりわかる

岸本さん
ある50代の男性患者さんは歯周病の治療を始めては途中で来なくなってしまい、急発を繰り返していました。もちろん、あの手この手でいろいろお伝えはしてきたんですよ。でも、どうアプローチしても響かない。ところが、久しぶりに来院されたときにOHISで説明したところ、「出血が気になっていた」から始まって、「ここが危ないと思っていたんだよね」など胸の内をどんどん話してくれました。
それ以来、スイッチが切り替わったかのように歯間ブラシなども真剣にやってくれるように。その結果、自分で実感できるほどに出血が減り、歯肉の腫れも落ち着いてきました。「○○さんの努力の賜物です!」と褒めたら、「やれば結果につながるんだね」とすっごい喜んでくれて。残念ながら過去に急発で抜歯になってしまったところもあるのですが、今後は二人三脚で守っていけそうです。
寺田さん
中高年だけでなく、若い方にもOHISは有効です。20代前半の女性患者さんは、「歯ぐきが腫れて歯磨きをすると出血する。歯石を取ってほしい」と来院されました。OHISを行なうと、リスク3の病状3。病状は低いもののリスクが高いのを見て、「やっぱりタバコが悪いんですよね?」と自分から原因を探し始め、今はしっかりメインテナンスに通ってくれています。最初のころと比べたら、プラークコントロールのレベルも見違えるほど上がっていますよ。
ほかにも、歯ぐきが腫れたと駆け込んできた20代半ばの男性患者さん。全顎的にものすごい侵襲性の歯周病で、歯石も見たことがないようなすごいのがついていて測定できないぐらいの状態でした。OHISの病状は、なんとスコア98。その結果を目にした瞬間、愕然としていましたね。一挙に「このままではヤバイ」モードに入って治療に協力的になり、セルフケアも一生懸命やってくれています。まだ2回目のOHISをしていないのですが、かなりの変化が見込めるのではないでしょうか。相当なモチベーションアップにつながるはずです。
岸本さん
やっぱり主訴が歯周病関連の患者さんは顕著な反応を見せてくれますね。

患者さんの視点を“今”から“未来”へ移してくれる

寺田さん
初診の方はもちろん、再初診の方もOHISを活用すれば意識が変わる。やっぱり検査をして口頭でサラッと伝えるだけではダメで、きちんとデータで伝えることによって危機感もそれを回避したいという気持ちも引き出されるんですよね。患者さんたちの反応や変化を見て、改めてそう感じました。
岸本さん
ずっと通ってくれている方でも、長くなればなるほど通う意味を見失ってしまうことってありますよね。そのような下がりかけたモチベーションも、たまにOHISをはさむことでグッと引き戻すことができるんです。
寺田さん
患者さんの視点を“今”から“将来”へと移してくれるのがOHIS。さすがに全員とは言いませんが、ほとんどの方がOHISをきっかけに治療からメインテンスへときちんと通ってくれていますし、TBIで提案したセルフケアの方法も頑張って続けてくれています。
岸本さん
私にとってOHISの存在は“安心材料”ですね。歯周病検査の結果を伝えやすくしてくれて、患者さんとのコミュニケーションを深く強くしてくれる。客観的なデータとして、「私だけじゃなくて、これはみんなが言っていることです」的な後押しをしてくれる。私の後ろにはOHISがいる。そう考えると、言いづらい人にも安心して自分が思うことを伝えられるんです。